現場あれこれ

建物には何が必要か

まずは、毎日書くことから始めてみます。

普通の人は、建物は設計の善し悪し決まると思ってます。ある意味それは間違ってはいないのだけれど、それだけではないのですね。

建物には、本当にたくさんの人が携わります。

建て主の要望を聞いて、それを設計図として仕上げる。(設計士さん)

地盤を改良し、排水などを埋め込む。(杭打工、配管工さん)

基礎のコンクリートを打設する。(型枠大工、鉄筋工、土工さん)

鉄骨か木造の骨組みを立てる。(鉄骨鳶、大工さん)

外部のパネルを貼る、そしてそれを仕上げる。(組積工、タイル、塗装工さん)

電気の配線・風呂など、裏に隠れる設備を仕込む(電気、衛生、空調工さん)

下地の骨組みをたてて、下地板を張る。(LGS工、木軸工、ボード工さん)

据え付け什器を配置して、配管配線。(什器工、電気工、衛生工さん)

天井を仕上げ、壁を仕上げ(塗装、クロス工さん)床を仕上げる(タイル工、床工さん)

後付け什器、照明、カラン、便器、エアコン等をつけて(家具工、衛生工、空調工、電気工さん)

綺麗に美装(美装工)して仕上げる。 これで、完成です。あ、外構(植栽工、石工)もありますね。

これらはほぼすべて、違う職人さんが入ってする仕事です。

本当にたくさんの人たちの技術の結晶。これが建物なのです。

これらのすべての人に携わり、調整して、指揮をする。これが現場監督です。基本現場監督は、それらを直接上手に施工する技術は持っていません。しかしその分すべての技術についての知識を持っています。技量の低い職人や質の悪い材料などを見分け、時にはやり直させ、美しく、長持ちするように管理するのです。

建て主のために、その知識のすべてを使って、喜ばれ、満足できる建物を作る。

現場監督は、いわばオーケストラの指揮者のような仕事なのです。

どうですか?現場監督。いいなあと思いませんか。

これから少しづつ、現場監督の魅力を伝えていきたいと思っています。