現場監督の仕事が(他の仕事もきっとそうですが)学校の勉強と違うのは、終わりから考える、ということです。
どういうことかというと、学校の勉強は一つ一つ正しい答えをたどって答えにたどり着きますが、この仕事はひとつの完成形(設計図)があって、そこにたどり着く為の道のりを定めるのがメインの仕事だからです。
例えば一億円でできる建物があるとします。そこには竣工するまで延べ1、000人以上の技術者が来て、それぞれのパーツを組み立てます。そしてパーツの数は来る人の数を遙かにしのぎます。そのパーツの組み立て方を選び、組み立てる人の技量を測り、適切に投入して完成に導くには、完成形から考える事が必要なのです。
残念ながら、何年もやっている現場監督でも、それが解っていない人がいて、よく自分の計画(工程、図面、選定業者)が悪いために工程が遅れて、それを協力会社に怒鳴り散らす人を見かけます。工程が遅れるのは土地や天候の要因で無い限り、自分に責任があるのですけどね。