資格取得

いけちゃんの一級建築士学科合格

いけちゃんさんは、ぼっち系(今はその肩書きはないみたいですが)のチャンネルとして、チャンネル登録40万人を超える有名youtuberさんです。

いけちゃん / ikechan – YouTube

結構前から、その独特の語り口が好きでフォローしていたのですが、建築系大学を出ている事を知ったのは去年のこと。「学生に戻ります」って動画でした。

学生に戻ります。 – YouTube

いやー、この動画「入りたくない大学入っちゃてー」や「建築のこと何にも知らないしー」とかなり気持ちローモードなんですよね。だから「こりゃあきっと無理だろうなあ」と正直思っていました。

ところが、昨日、このような喜びの投稿が!

一級建築士の学科試験オワリ!合格🌸 – YouTube

自己採点、99点だったそうです。嬉しそうですねー。自分の時もそうだったのですが、いや本当に嬉しいんですよ。半年間、ずっと勉強重ねないと合格できないんで。そして無理とか思ってすみませんでした。

で、この動画を見ていて、「ああ、やっぱり押さえるところは押さえてるんだよなあ」って思いました。合格にリーチ出来る人は、共通している物があるよなあ、ってのが正直な感想です。ここで大事なことをいくつかピックアップしてみましょうか。

1,試験期間中は、やることを絞る。

予備校に行っていたみたいですが、それだけではなく、youtubeの投稿も、他の趣味もかなり絞っていたみたいですね。そもそもこの試験、頭に入れるべき事が満載で、他事をとにかく絞って集中しないといけないのです。普段の動画はいろいろと多趣味にやっているように見えて、しっかり絞るべきは絞っていたのだなあと感心しましたね。僕も建築士の勉強中は、全ての遊び道具を縛って押し入れに入れてました。実際テレビも見ていなかったので、その一年の流行のドラマや歌などはすっぽり空白になっています。

2,廻りのシチュエーションを整備する

勉強は主に部屋ではなく、場所を変えて外で行っていたそうです。これって地味に大事で、自分一人で部屋でやっていると、どうしても廻りの誘惑(掃除したり、スマホいじったり、ごろ寝したり)に負けそうになるのです。外で廻りに視線のある状態ですることで、人目を気にして集中力が維持しやすいんですね。これは住んでいるところで確保できるかどうか変わりますが、確保できるなら図書館やカフェなど、自分にとって心地よい勉強場所を見つける事って良いですね。

3,スケジュールで勉強時間枠をまずとる

勉強すると決めたら、その時間はしっかり空けて(彼女の場合は13時間!?)、スマホをいじる時間込みだそうですが、本当に集中したいときは家にスマホは置いて勉強していたそうです。

4,点を取る分野は、攻略法を自分で決める

彼女は法規を得意としていて、25点を目標として、最後の5問ぐらいから始めて、始めに戻る、等の攻略順を決めていたそうです。実際は思い通りに行かなくてパニクったみたいですが、それでも「ここは自分は得意だ」と思えるところを持って、自分の攻略表を持っているということは、相当勉強を続けてきたからなんですね。だからこそ最終的には点が取れた。話を聞いていると、残り2択の問題でしっかり正答を得ていたみたいですね。これは迷ったときの選択肢を数やってきたからです。しっかり勉強を重ね、「ここは絶対落とさない」分野を持つこと。これが本当に大切。まんべんなくやることも大切ですが、まずは自信がある分野をしっかり持つべきですね。(彼女は4月には一通り過去問をこなして、法規はほぼクリアした感じを持っていたようです)

私は法規よりも、構造が得意でした。ていうかこの建築士の勉強で、構造に関する知識が覚醒したって感じです。

5,その他のコツ、いくつか

そのほかには。。

1)法規のインデックス付けに工夫し、目次にもラインなどで工夫する

2)覚えにくいところ、引きにくい所は別のインデックスをつけておく

など、いろんなノウハウが詰め込まれた内容でした。

建築士の試験は、こうすれば絶対通る、等の必勝法があるわけではありません。しかし、合格により近づく方法は上のようにいくつかあるのです。それぞれの考え方や性格に合わせて、一日のスケジュールを決め、自分独自のやり方を早く確立することが、大切だと思います。

いけちゃんは今度は製図試験ですね。この考え方でしっかり製図練習をすれば、きっと合格出来るんじゃないでしょうか。一級建築士の先輩として、合格を心から祈っています。